最近では、大学生活でのアルバイト就労が一般化しています。しかし、学生本来の姿は、勉学・研究・課外活動に時間を活用することにあります。この本来の姿から、アルバイトは、学生生活を支えるための最小限にとどめたいものです。
 また、情報誌や広告、知人・友人の紹介などによるアルバイトは、就労してみると労働条件の異なるものや、危険なもの、中には労働基準法等各種法令に違反しているものもあり、トラブルが絶えないのが実情です。中にはアルバイトにより、身心に一生の傷を負うことになった学生もいます。大学で紹介しているアルバイトは、独自に制限職種・業務を設け、でき得る限り精選しています。皆さんがアルバイトを探すときには、大学のアルバイト紹介を利用するとともに、自分の勉強に支障が出たり、健康を損なったりしないよう、注意してください。

⑴ 本学での制限職種

  具  体  例 理由 及び 参照事項
危険を伴うもの 1.プレス・ボール盤・旋盤・裁断機・草刈機等、自動機械の操作


2.高電圧・高圧ガス等危険物の関連作業(助手も含む)
3.自動車・バイクの運転


4.線路内や路上での作業(測量・白線引き・交通整理等)
5.土木・水道工事等の現場作業
6.建築中の現場作業
7.建物崩壊・片付・2階以上での屋外作業(ガラス拭き等)
8.ヘルメット着用が必要とされる作業
9.警備員・夜直

10.その他、本学が危険であると判断したもの
◯危険・事故が伴う
※ボタン操作で、直接機械に手を触れないものは状況により可

◯激しい交通状況で危険度も高く、事故を起こした場合の経済的・精神的負担が高い刑事責任を負うこともある
※交通規制が行われ、危険がなければ可
◯落下物・転落等の危険度が高い
※内装工事は可


※警備会社以外の直接雇用で、会場整理・誘導・受付は状況により可
人体に有害 1.農薬・劇薬など有害物の取扱い(メッキ作業・白蟻駆除等)
2.特に高温度・低温度の作業
3.塵埃・粉末・有毒ガス・騒音等の著しい中での作業
4.薬品等の臨床人体実験
◯健康上、人体に有害と考えられる
法令に反するもの 1.労働争議に介入する恐れのあるもの
2.営利業者・あっせん業者への仲介

3.マルチ・ネズミ講商法に関するもの
4.出来高払い(一定額の賃金の保証のないもの)
◯「職業安定法第20条」参照
◯職業安定法の趣旨(雇用関係成立のあっせん)に反する
◯「無限連鎖講の防止に関する法律」参照
◯「労働基準法第27条」参照
教育的に好ましくないもの 1.街頭でのチラシ配り・ポスター貼りなど



2.不特定多数を対象とした街頭や訪問・電話による調査


3.訪問販売・勧誘・専門に行う集金
4.競馬・競艇場等・ギャンブル場内での現場作業
5.バー・キャバレー・麻雀・パチンコ等風俗営業の現場作業
6.住み込み・留守番・夜間作業(22時以降)
7.選挙の応援に関する一切の業務


8.屋台・露店等の売り子
9.長期継続の深夜作業
10.各種金融ローン・クレジットに関する信用調査・返済督促
11.スパイ行為・興信所業務に関する調査
12.飲食関係での個人的接客サービス・接待
◯内容的に問題があったり、無許可のものが多い
※チラシ配りについては、所轄警察署の「道路使用許可」(道路交通法第77条参照)があり、内容に問題がなければ可
◯相手側の了解が得られない場合が多く、トラブルの原因になることが多い
※個人宅ポストは内容に問題がなければ可




◯特定の政党や候補者を応援することは望ましくない
◯選挙管理委員会の事務補助を除く
◯健康管理の面で考慮
望ましくない求人 1.人命にかかわることが予測される業務
2.労働条件が不明確なもの

3.人員の限定を条件とするもの

4.登録制をとる求人
5.何らかの利益を得るため席取り等で並ぶこと
6.家庭教師を派遣する事業主への紹介


7.学生塾の講師で、経営経験が1年未満のもの。学生に不利益な契約を求めるもの
8.宗教の布教にかかわる活動に関するもの
9.就労中の事故について、学生に責めや負担を負わせるもの
10.その他、本学が望ましくないと判断したもの
◯水泳指導員・監視員・ベビーシッタ一等
◯賃金・時間・場所・労働内容・支払方法に関することが明示されていないもの
◯例えば10人中1人でも欠けると他の9人を不採用とするようなもの
◯雇用が不安定

◯家庭教師派遣には学生に不利な条件を強いるものが多く、本学では、父母からの直接求人のみを受付

 派遣型風俗店のアルバイト中、殺人事件が発生したのは記憶に新しいところです。閉鎖的な環境で暴力を受けたり、AIDS等一生の病気を負ったりすることもあります。万一、風俗店でのアルバイトが発覚した場合は、大学や他学生への風評被害を鑑み、退学も含めた厳正な処分を行います。

  1. ① 事前に、労働条件を確認しましょう。
  2. ② 賃金は、毎月、決められた日に、全額支払いが原則。
  3. ③ アルバイトでも、残業手当があります。
  4. ④ アルバイトでも、条件を満たせば有給休暇が取れます。
  1. ⑤ アルバイトでも、仕事中のけがは労災保険が使えます。
  2. ⑥ アルバイトでも、会社都合の自由な解雇はできません。
  3. ⑦ 困ったときは、総合労働相談コーナー等に相談を。

1 自分がしようとしている、又はしているアルバイトについて、当てはまるものに□を付ける。
2 「アフターチェック」で、チェックが付かなかったものについて確認する。

● アフターチェック
チェックが付かなかった項目を見てください。
※チェックが付いている項目についても「アフターチェック」を読んでみると、参考になります。

学生らしく健全で安全性の高いものを選びましょう
登録制のアルバイトは、就労場所・時間・期間・更新の有無が定まらず、拘束される契約内容のものも多いので注意が必要です。
事前に残業が決まっているところはないと思いますが、残業をしたらどうなるのか、知っておきましょう。

★参考 雇用者は、労働者の1日の実働時間が8時間を超えた場合、アルバイトでも、25%の割増金を支払う必要があります。(労働基準法第37条)

休日・休暇の確認はもちろん、休憩時間については労働基準法で以下のとおり定められています。

★参考 雇用者は、労働時間が6時間を超えた場合は最低45分間、8時間を超える場合は最低1時間の休憩時間を与えなければならない。(労働基準法第34条)

時給、日給など明確に提示しているものを選びましょう。ノルマ制や歩合制のものは、安定した賃金が得られないばかりでなく、精神的負担も大きいのでやめましょう。
日払い・週払い・月払い等の計算方法や何日締めで何日払いか等も必ず確認しましょう。なお、賃金の振込みは労働者本人の承諾がないと行えません。
全額支給・一定額支給・無し等、事前確認を。
食事付き、食事代一部負担で食堂の利用が可能なところもあります。
危険性が少ないと思っていても、「何も起こらない」という保証はありません。事前に確認しておくことが重要です。労働者を雇用する事業所は「労働者災害補償保険(労災保険)」に加入することになっていますが、中には未加入の事業所もあるようです。「アルバイトに対する補償はない」という雇用先では就労しない方がよいでしょう。

★参考 アルバイトにも労災保険が適用され、就労中(通勤途上含む)のケガ・事故に対して補償される。(労働者災害補償保険法)

 契約はなるべく書面で取り交わすようにし、口頭によるあいまいさから誤解が起こらないように気を付けましょう。

危険なアルバイトに注意

 本学では、「スチューデント・ジョブ制度」や「aines/アイネス:学生アルバイト情報ネットワーク」といったシステムを導入し、学生の皆さんにとって、より安全・安心なアルバイトを紹介しています(一部は、学生部前でも掲示しています)。在学中に利用できるこの機会を、ぜひ活用しましょう。

① 印鑑
② 通帳等 ※(本人名義のみ)
  ※・金融機関名
   ・支店名
   ・座番号   が分かる物
③ 黒ボールペン
(消せる物は不可)

 本学では、学内のアルバイトについて、『スチューデント・ジョブ制度』を導入しています。この制度は、本学に在籍する学生に対し、学内での安全・安心なアルバイトにより経済的支援を実施することと、キャリア意識を持ったジョブ・リーダーの養成を目的とし、株式会社ナジック・アイ・サポート(以下、ナジックと呼ぶ)へ委託して、『スタッフ派遣』という形で運営しています(給与支払やマイナンバー収集等は、ナジックが担当)。
在学中に学内アルバイトの参加を予定・希望の人は、最初に『スタッフ登録』が必要ですので、随時開催される『スタッフ登録説明会』に出席してください。詳細は掲示板でお知らせします。

 学内だけでなく学外のアルバイトについても、「aines/アイネス:学生アルバイト情報ネットワーク」を通じてアルバイトを紹介しています。まずは、本学ホームページ→「在学生の方へ」→学生部→アルバイト または、以下の方法で登録し、学生としてふさわしいアルバイトを選びましょう。

● アルバイト紹介画面 ログイン方法
 スマートフォン・携帯電話・パソコンからアクセスできます。
aines.net/mukogawa-u/

● ainesの新規登録方法

ステップ1
新規画面を開く。
ステップ2
大学のEメールアドレス〇〇〇@mukogawa-u.ac.jpを登録する。 ※注意1
ステップ3
数分後、登録したアドレスにID・パスワードが届く。
ステップ4
ログイン画面にID・パスワードを入力し、ログインする。
ステップ5
アルバイト求人情報を検索し、希望のアルバイトが見つかれば、直接求人先へ連絡する。※注意2

※注意1:他に希望があれば、「連絡先E-Mail」に、そのメールアドレスも登録できます。
※注意2:希望の職種やエリア等の条件を登録しておくと、配信を希望した曜日にメールが届く「新着おシゴト配信」という機能があります。

 就労トラブルには、賃金未払いなどの他、以下のような事例もあります。
・ 派遣就労と思っていたら、実は委託契約になっていて、実際に利益をあげないと(商品を売る、契約を取る、受験生を合格させる等)賃金が支払われない。
・ 「パソコンでホームページを作成する簡単な仕事。自宅でもできます」と聞いて始めたが、実は歩合制のため低収入。また、辞めたくても契約書を理由に辞められない。
これらは他大学での事例ですが、いつあなたがこういうトラブルに巻き込まれるかわかりません。もしもトラブルが起こってしまったら、一人で悩まず下のいずれかへ相談してください。

学生部(0798-45-3699)
厚生労働省労働局総合労働相談窓口
※は、固定電話からのみ利用可。

兵 庫 0120-568-658※ 078-367-0850
大 阪 0120-939-009※ 06-7660-0072

 最近、家庭教師派遣業者が許可なくキャンパス内に立入り、家庭教師登録と称して、新入学生に対し募集を行っていました。家庭教師会員登録のためにクレジットカード作成を強要するなど、学生に不利な契約を強いるものも増えています。他大学では、派遣業者の紹介で家庭教師をしたが、海外留学のためやむを得ず友人に引き継いだところ、業者から違約金100万円の請求を受けるというトラブルも発生しています。TVやCMなどのイメージに騙されないよう、注意しましょう。
この他、名簿業者が家庭教師登録と称し、署名を募ることもあるようです。十分に注意してください。

Q
1

マイナンバーは、どこへ提示すればよいですか?

A

直接、雇用主へのみ提示してください。学生部やainesへの提示は不要です。本学のアルバイト紹介を利用しましょう

Q
2

アルバイトをするにあたって就労先と契約書を交わすことになりました。どのような点に注意したらよいのですか。

A

賃金が労働基準監督署の定める最低賃金を下回っていないか、支払日、支払方法が明記されているか、万一発生した損害について、あなたに過度な賠償を求めるような条件になっていないか(あらかじめ賠償金額が定められているなど)、契約条件について十分に確認しましょう。
 また、万一の事故に備え、労災保険がアルバイトにも適用されるか事前に確認しておきましょう。

Q
3

アルバイト先でセクシュアル・ハラスメントがありました。どうしたらよいですか?

A

 毅然とした態度と言葉で、すぐにやめてほしい旨を伝えてください。セクシュアル・ハラスメントは、初期の段階で対応するほど被害が少なく、円満に解決できます。相談は、上部の相談先や学生相談センター又は厚生労働省労働局雇用環境・均等部(兵庫078-367-0700 大阪06-6941-4630)へしましょう。 ハラスメント

Q
4

アルバイト先が給料を支払ってくれません。どう対応したらよいですか。

A

 給与支払いの約束日を超えていますか。超えているなら改めて請求をしてください。それでもなお支払いが無い場合、上部へ相談してください。