国文学

「万葉集を読む」

■講師:久禮 百合子(くれゆりこ)
奈良女子大学 古代学学術研究センター 協力研究員
武庫川女子大学 非常勤講師

開講日 10/2・16・23・30、11/6・13・20・27、12/4・11・18、1/15・22・29、2/5・19・26 (予備日 3/5・12)
時間 13:00~14:20(月)
受講料 25,500円(17回)
使用教室 K302
定員数 32名

講座内容

 『萬葉集』は全20巻4500首以上の歌が収められているとても大きな歌集ですが、その中から大伴家持を読んでいます。家持は『萬葉集』に473首の歌を残し、『萬葉集』の撰者とされている人です。名門大伴氏に生まれ、激動の時代を生きた家持の歌は、近代的憂愁に満ち、私たちにも理解しやすい歌々が多くあります。家持の赴任先は越中が有名ですが、任地は南は薩摩から北は陸奥まで広範囲にわたり、珍しい風物は家持の歌心を刺激したと思われますが、42歳で『萬葉集』の最後の歌
 新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事(20-4516)
を詠んで以降全く歌を残していません。桓武朝の延暦4年(785)に68歳で亡くなりますが、その場所も都とも任地陸奥とも言
われ、明確ではありません。このように家持の生涯には多くの謎がありますが、その謎の答えを探しつつ、家持の生涯を歌とと
もにゆっくりと旅しましょう。巻十九から巻二十を読んでいきます。

●テキスト:
『万葉集 本文篇』 塙書房 佐竹昭広・木下正俊・小島憲之編 2,100円 (各自ネットや書店でお求めください)