国文学

万葉集を読む(前期)

■講師:樋口 百合子(ひぐちゆりこ)
奈良女子大学古代学・聖地学研究センター協力研究員
博士(文学・奈良女子大学)

開講日 4/15・22、5/13・20・27、6/3・10・17・24、7/1(予備日 7/8・22)
時間 13:00~14:20(月)
受講料 16,000円
使用教室 IR-301
定員数 24名

講座内容

 「令和」の典拠として注目された、『万葉集』は全20巻、4500首以上の歌が収められ、作者も天皇・皇族から名もなき民衆まで幅広い階層にわたっています。本講座では今まで巻7・8・14~20の歌々を読んできました。現在は巻6を読んでいます。この巻は長歌・短歌・旋頭歌合わせて160首の歌が収められています。行幸歌が中心で、その中にはよく知られた山辺赤人の「和歌の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさせて鶴鳴きわたる」や「ぬばたまの夜のふけゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く」などがあります。天平時代の華麗な行幸や、旅路の風物を思い浮かべつつ、歌の世界を味わって下さい。
 どこかで目にした歌や耳にした歌も出てきます。楽しく読んで行きましょう。

●テキスト:
「萬葉集 本文編」(塙書房 佐竹昭広・木下正俊・小島憲之編)2,100円
その他お手持ちの万葉集でも可(各自ネットや書店でお求めください)