
健康運動科学研究所は、競技スポーツ・健康体力・リハビリテーション領域及び相互に関係した複合領域における研究を推進する研究所として平成22年度に設置され、平成31年度で10年目を迎えました。その節目の年に田中繁宏前所長の後任として平成31年4月1日付で所長に就任致しました松尾善美でございます。
来年には東京オリンピックを控え、スポーツ科学のさらなる発展が期待されます。また、各種疾病の予防・治療には、運動療法が薬物療法や手術療法とは独立した不可欠な手段として国内外の医学会でのガイドラインで示される時代となり、身体活動が不足している現代人にとても重要な位置付けになっています。特に、女性にとっては生涯に亘る心身の健康に寄与するスポーツや身体活動・運動が再認識されていますが、20代から40代女性の運動習慣率はとても低く、これを向上させることは大きな課題になっています。
5月からは「令和」となる新元号となり、新しい時代の幕開けを感じております。「令和」は「beautiful harmony=美しい調和」と英訳されており、本研究所においても研究員の総力を結集してbeautiful harmonyを奏でられるよう研究所の運営を大学内外の方とともに進めて参る所存ですので、よろしくお願い申し上げます。
所長 松尾 善美
健康運動科学研究所は、競技スポーツ・健康体力・リハビリテーション領域、及び相互に関係した複合領域における研究を推進する研究所として平成22年度に設置され、平成30年で9年目を迎えます。平成23年度からシンポジウムの開催と雑誌「健康運動科学」を発行してまいりました。第1回シンポジウムは平成23年10月8日の開催で、第7回シンポジウムは平成29年10月7日に開催しました(下記参照)。

- 第1回 最先端の健康運動科学を目指して
- 第2回 ライフステージと運動
- 第3回 再生細胞医療の現状
- 第4回 ロボット技術とリハビリテーションの未来
- ~障がい者の機能回復への応用~
- 第5回 センシング技術とビッグデータの活用
- 第6回 コオーディネーショントレーニングは
- 体育・スポーツに何をもたらすか?
- 第7回 アクティヴ・ライフスタイルの創造
- ―健康・スポーツ科学の貢献―
- 第8回 脱水と溢水

所 長 松尾 善美
・
所 員 北浦 舞
・
研究員(アイウエオ順、敬称略)
伊東 太郎 教授 / 長岡雅美 教授 / 松本 裕史 教授 / 森山 賢治 教授(薬学部)
山添 光芳 教授 / 渡邊 完児 教授
田中 美吏 准教授 / 中堀 千香子 准教授
安田 良子 講師
