国文学

「万葉集を読む」

■講師:久禮 百合子(くれゆりこ)
奈良女子大学 古代学学術研究センター 協力研究員

開講日 10/4・11・18・25、11/1・8・15・22・29、12/6、1/17・31、2/7・14(予備日 12/13、2/21)
時間 13:00~14:20(月)
受講料 22,400円(14回)
使用教室 研究所棟Ⅰ-103
定員数 32名

講座内容

 「令和」の典拠として注目された、万葉集は全20巻、4500首以上の歌が収められ、作者も天皇・皇族から名もなき民衆まで幅広い階層にわたっています。
 本講座では長歌がなく、優しい歌の多い巻七を読んでいます。巻七は「天の海に雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(柿本朝臣人麻呂歌集出)という、現代小説の題にもなった歌に始まり、短歌(324首)、旋頭歌(26首)の350首が収められています。
長歌は一首もありません。また雑歌、譬喩歌、挽歌の部立に分類され、更にその中で「天を詠む、月を詠む・・・」や「衣に寄する、弓に寄する・・・」と細かく分類されています。それは平安期から盛んに編纂された類題歌集の萌芽をなすものと言えるでしょう。
さらに巻七は作者も作歌事情も記されていないので、時代背景や作者の個性に影響されることなく、自由に想像を膨らませ読むことができます。どこかで目にした歌や耳にした歌も出てくるでしょう。

●テキスト:
『萬葉集 本文篇』(塙書房 佐竹昭広・木下正俊・小島憲之編) 2100円 (各自ネットや書店でお求めください)